料理の知恵袋
ごま大辞典
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栄養素の話
ビタミンEのお話
いつまでも若々しく健康的な生活を送りたいと、誰もが願っています。そこで、ビタミンEは老化の予防と関係があると言われ、関心が非常に高まってきました。 ビタミンEは細胞の老化を防ぎ、血管の張りを保ち、しかも発ガン物質の生成を抑えるとも言われ、成人病予防には欠かせない栄養素です。
・ 食品におけるビタミンE
ビタミンEは脂溶性のビタミンで、植物油に特に多く含まれています。綿実油、小麦胚芽油、サフラワー油、米ぬか油、コーン油、大豆油、ごま油などです。そのほか、緑黄色野菜、魚類、豆類等自然界に広く分布しています。日本人は、油脂類、魚介類、緑黄色野菜などの食品からビタミンEを多く摂取しています。中でも各種植物油が重要な摂取源になっています。
・ 食品からビタミンEを効率よくとるには
食品中のビタミンEは植物油や魚などに多く含まれ、豚肉、牛肉、肝臓などの動物性食品にはあまり多く含まれません。例えば同じ植物油でも、ごま油と大豆油には違いがあり、日常生活ではいろいろな食品を組み合わせて摂取することが賢明でしょう。ビタミンEは、一日約10mg必要であるとされていますが、はっきりとした欠乏症も見つかっていませんので、今のところ日本では所要量も正式には決められていません。ただ、日本人の様に魚を多く食べ、動物性脂肪より植物性脂肪を多くとっている国民は、ビタミンEを多めにとった方が良いとされています。なぜなら、魚や植物油には酸化されやすいリノール酸のような多価飽和脂肪酸が多く含まれ、これらを多く摂取すればその分、ビタミンEの体内必要量も増加することが分かっているからです。 日頃の日本人の食生活をもとに、目標摂取量として一日成人男子8mg、女子7mgが推奨されています。日本人の食生活では、一日30品目以上の食品を摂取すれば、一日の目標摂取量が摂れると報告されています。
・ ビタミンEは細胞の老化を防ぎます
細胞膜やその周辺を流れる血液には脂質が含まれています。この脂質が酸化すると、過酸化脂質という毒性の強い物質に変わってしまいます。ビタミンEは、この過酸化脂質が作られるのを、抑える働きがあるのです。若い時の細胞は誰しも生き生きとしていますが、年をとるにつれ、過酸化脂質が多くなって、細胞の老化が早くなります。酸化を受けやすいのは不飽和脂肪酸という不安定な脂肪で、植物油や魚に多く含まれている脂肪もそうです。不飽和脂肪酸は体内で数々の重要な働きをしていますが、過酸化脂質になれば、逆にさまざまな悪事をはたらきます。不飽和脂肪酸が多い食品を食べるときは、ビタミンEを多く含む食品も欠かさず食べるようにしましょう。
・ 具体的にこんな風に人体に役立ちます
ビタミンEを十分に補給していると、
1. 血液中の悪玉コレステロールを減らす働きをする不飽和脂肪酸の酸化を防ぐので、血液中の善玉コレステロールを増やすのに役立ちます。つまり、動脈硬化になりにくくするのです。
2. 血行を良くするので、冷え症、低血圧の人に効果的です。
3. ガンの予防にも効果があると、言われています。

(資料提供:女子栄養大学)

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